夢への扉

その83 「上司の役割と責任」編

 ソミックでは、今年度ハラスメントの教育をスタートさせています。ハラスメントの問題を考える時思うことは、上司と部下の関係が大きな影響を与えており、それは上司の在り方が最も重要だということです。そこで今月は、私が考える「上司」について話をしてみたいと思います。部下をもつすべての皆さん!読んでいただき、上司とは何かを考えてみてください。
 
<上司とは>
 上司とは「上を司る」と書き、上の役職を担当することです。この時上司の役割とは、①結果を出す、②部下の育成、③理念の浸透 の3つだと言われています。
 
結果を出す
1.業務の方向性を決める
2.部下の役割を決め、業務を遂行する
3.進捗の管理をする
4.状況を把握し、物事を決める
5.部下と共に結果を出す
 
部下を育成する
1.部下の人格、能力を知る
2.部下に適した役割、目標を与える
3.部下とコミュニケーションをとる
4.部下のモチベーションを上げる
5.自ら部下の模範となる
 
理念の浸透
1.日常の業務の中で理念を体現する
2.理念に基づいた判断を行う
 
上司の責任
 責任とは、責を負うことです。すなわち、上司は上記の役割において、その過程、結果に対してその責を負うこととなります。例え業務を部下に任せたとしても、その業務に対する過程、結果の責任は常に上司にあり、もし問題があれば、上司はその責を負わなければならないということです。
 
 
<理想の上司とは>
 上司と部下の関係は、お互いに信頼し合える関係でありたいと思っています。信用とは、結果に対する評価ですが、信頼とは、これまでの実績に加え、その人の人間性も含め信じて頼れるということです。すなわち、部下にとって信頼され、尊敬される上司であることが理想の
 
 
 
 人によって理想とする上司は違うと思いますが、理想の上司との出会いは、部下にとってその人の人生を変えることもあります。しかし部下は上司を選ぶことができず、それは運命なのかもしれません。ならば、自分自身がその理想の上司となるように努力をし、部下との善きつながりを作っていくことが、最も大切なことなのかもしれません。
 
あなたにとって理想の上司とはどんな人ですか?
あなたは、その理想の上司になるよう、日々部下と向き合っていますか?