その104 両利きの経営①「情 と 理」編
2021年度がスタートしました。いよいよ4月1日にソミックグループの事業再編が始まり、新しいソミックグループが動き出しました。社内報はソミックグループ報として変わりましたが、この「夢への扉」は、これからも続いていきますので、これからもよろしくお願いいたします。
「両利きの経営」とは、既存事業の深化と新規事業の探索を同時に行うといったものであり、一見矛盾する2つの事象を同時に成り立たせる経営のことです。物事の全てには必ず二面性がありますが、この不確実性の時代、どちらか1つではなく、矛盾する2つを結びつける力が重要となります。そこで、この「両利き」についてシリーズを組んで話をしてみたいと思います。
「情」は、ソミック100年の歴史そのものであり自分達が決して、忘れてはならないことです。これは理念、行動指針に通じています。「人のつながりを大切にし」「思いやりの心を持って、自分から笑顔になる」
「理」は、企業である限り、間違いなく必要なもの、物事には理屈があり、それは数字やデータから判断することが重要です。この「理」は、時代や置かれた状況によって常に変わるものとなります。
「情」も「理」もいずれも大切なものであり、どちらかだけでは成り立たず、2つのバランスを取りながら進めていくことが大切なだと思います。そして、これは、企業にとっても、人にとっても同じことが言えます。情と理の両方を成り立たせていくことが、企業の持続性を高め、人としての人格を磨いていきます。
<今月の言葉>
「情」も「理」もいずれも大切なものであり、どちらかだけでは成り立たず、2つのバランスを取りながら進めていくことが大切なだと思います。そして、これは、企業にとっても、人にとっても同じことが言えます。情と理の両方を成り立たせていくことが、企業の持続性を高め、人としての人格を磨いていきます。
<今月の言葉>
「智に働けば角が立つ、情に掉させば流される、兎角に人の世は住みにくい」
「草枕」 夏目漱石より
智(理)と情、どちらかだけでは世の中成り立たない。
しかし、そのバランスをとることは難しいということ。