夢への扉

６月27日で、社長に就任して丸２年となりました。今月号では、最近よく考えていることについてお話しします。

 

 　社長になって出会いの場が本当に多くなりました。その出会いを大切にすることがとても大事だと思います。緊張する出会い、気楽な出会い、いろいろな出会いがありますが、まずその人を好きになり、話すことを楽しむことが大切だと思います。

 

４月に、ソミックエンジニアリングの花見の会に呼んでもらいました。みんなとても元気で、みんなの元気の良さが自分にも元気を与えてくれました。みんな大好きですよ！！

 

　また、人との出会いは勉強の場でもあります。先日、トヨタ自動車㈱張名誉会長とゴルフをご一緒させていただきました。張さんは、「人間性を尊重することがとても大切だ」と話されました。あれをやれこれをやれと何かと指図するのでなく、相手に考えてもらい、自分も共に考えることが大事だということです。

 

　上司の皆さん、あなたはいつも部下にえらそうに指図ばかりしていませんか？丸投げばかりしていませんか？

 

 

 

 　リーダーについて本を読んでいると、トップの役割とは、　①ビジョンを作り、語る　②物事を決断する　③実行する　ということだそうです。そしてその中でも第一とするのは、「自らビジョンを持ち、語り、共感する仲間を作る」ことです。トップに必要なスキルはいくつかありますが、「本人が元気であり、その元気を周りの人に与えること」だそうです。すなわち、リーダーとは夢を持ち、その夢を共感してもらえる仲間をつくり、その仲間が元気よく働ける場をつくることです。このことが「夢のある元気な会社」であり、本年度のスローガン「自らつくろう　夢をかたちに」につながります。最後に、リーダーとはトップだけを指すのではなく、立場、役割は違えど、ソミックで働く皆さん一人ひとりのことです。

 

 

 　最近よく考えているのは、「何のために働いているのか？」ということです。幾度となくいろいろな人に聞いてきましたが、お金を稼ぐため、家族を養うため、自分の成長のため、…いろいろな考えがあります。みんなそれぞれ、おかれている立場や状況があり、いろいろな答えがあって良いのだと思います。しかしどうせ同じ仕事をするならば、楽しくやる、すなわち「人生を楽しむために仕事をする」ということが大事なのだと思います。

 

　さまざまな課題に対し自分で考え、苦しみながらもこれはと思うアイディアがひらめき、その考えを実現させる、一つひとつの夢をかたちにしていく、そのワクワクドキドキ感が仕事の醍醐味であり「楽しく仕事をやる」ことだと思います。そしてこれは、やらされる仕事ではなく、自ら考えやる仕事、また一人ではなく仲間と共にやることから更に大きくなると思います。

 

 

　社長就任にあたり、自分がソミックをどんな会社にしたいか？ということで書いた「夢の木」を軸に、いろいろなところで話をしてきた1年目、少しでも何かできないかと動き、もがき出した２年目、そしてこれからは、夢をどんどん実現させていく、すなわち「夢をかたちに」していきたいと思っています。「ソミック100夢プロジェクト」は、その思いを具現化している活動だと思っています。これからも、夢を持ち、夢を語り、従業員のみんな、お客様、仕入先様、OB・OG、地域の皆さんと共感していきたいです！！