夢への扉

その31「経営と人」編

3月は、旧暦で「弥生」です。
「弥生」という言葉、「弥」は「いよいよ」「ますます」、「生」は「生い茂る」という意味、すなわち3月は、「いよいよ草木が生い茂り、新しい芽が息吹く月」です。
 
  さて、ソミック石川も3月9日に方針説明会を行ない、2015年度の方針を発表しました。今年一年、会社が何を目指し、何をすべきかを決めました。間もなく皆さんにも上司の方より、「部方針」や「工場方針」という形で説明があるかと思いますが、今回はこの方針について、私が思っていることを少しお話してみたいと思います。
それは、「経営と人」ということです。
 
 会社、製造業というものは、製品を造り、売ることで、売上、利益を上げ、この利益を積み重ねることにより、会社が成長し続けていくことを目指します。この会社の進む方向を「方針」という形で掲げ、皆さんと足並みを揃え、「方針」を実施する際には、会社全ての皆さんの頑張りがあり、この頑張りに支えられ会社は成長します。
しかし、ここで本当に考えなければならないのは、この会社の成長と共にある、皆さん一人ひとりの成長が重要だということです。人の成長とは、仕事の中で一人ひとりがどんな人になりたい、どんなことをしたいといった夢を持ち、その夢に近づいていく過程のことだと思います。仕事を通じて自分の夢を叶えていく、大きな夢、小さな夢、いろいろなものがあるかと思いますが、常に夢を持ち、夢に向かって進んでほしいと思っています。
 会社は「経営と人との両輪である」と言われます。会社が利益を上げ、その利益を人に投資することで人が成長していく、そして皆さん一人ひとりが成長することで、更に会社も成長していく、それが「経営と人が両輪である」ということだと思います。私は、ソミック石川をそんな会社にしたいと思っています。
 
 この「弥生」という月に、ソミックの「夢の木」に新たな夢を芽吹かせ、皆さんと共に夢を育てていきたいと思います。