その128 「2023年度 新入社員へのエール」編
4月3日、入社式が行われました。皆さん、入社おめでとうございます。今回は、入社式の場で新入社員へ贈った挨拶文を皆さんに紹介します。
“ソミックの「理念」と「パーパス」について”
理念「人のつながりを大切にし、力いっぱいの努力で、世の中の役に立ち、愛される会社となる」
ソミックは1916年、この浜松の地で、夫婦二人の一軒家から始まりました。そこから今年5月で107年。現在ソミックグループは、国内で約2000名、グローバルでは7000名という会社に成長しました。
今から7年前の創業100周年に、100年の歴史をまとめた社史とともに会社の理念を作りました。この理念とは、会社が100年の間、大切にしてきた価値観を言葉にしたものとなります。
理念は、「人のつながりを大切にし、力いっぱいの努力で、世の中の役に立ち、愛される会社となる」です。
100年の歴史は、数多くの人たちがつないできた歴史です。それは、社員の仲間たちのつながりはもちろんのこと、お客様や地域の人たちとのつながりであり、このつながりを大切にしてきたからこそ、今のソミックがあるのだと思っています。
これが理念の最初の言葉「人のつながりを大切にし」であり、これからも私たちが受け継いでいく価値観であると考えます。
パーパス「次世代へ笑顔をつなぐ」
昨年の4月に「パーパス」を作りました。皆さんもご存じのように、現在、自動車業界は、電気自動車や自動運転へと移行し、クルマからモビリティーへと変わっていく大きな変革期の中にあります。
そして、ソミックはこの変革期に、自分たちが変わっていくために、今一度、自分を見つめなおし、自分たちの存在する目的とは何か、これからいったい何を成すべきかを考えました。これを言葉にしたものがパーパスとなります。
パーパスは、「次世代へ笑顔をつなぐ」です。
この意味は、私たちは次の世代のために、社会への貢献を通じて、社会全体に笑顔をつくり、その笑顔をつないでいく、そして、それはモノづくりだけにこだわることなく、コトづくりにも挑戦し、世界中の人たちに笑顔を広げていく、ということです。
理念とパーパスの関係
この理念とパーパスの関係は、理念はソミックの100年の歴史から私たちが受け継ぐものであり、そしてパーパスとは、ソミックの次の100年という未来を作り上げる旗印といえます。
皆さんも、職場に配属された後、どこかで壁にぶつかり悩む時もあるかもしれません。そんな時には、会社にパーパスがあるように、自分のパーパスについても考えてみてください。
自分の働く目的とは何か、自分はいったい何をなすべきなのか、そこからきっと何か見えてくると思います。そして、職場の上司やここにいる同期の仲間にも相談してください。みんな必ずあなたの力になってくれるはずです。ぜひ皆さんも人のつながりを大切にしてください。